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■制度の仕組み |
中小企業退職金共済制度(中退共制度)は、法律で定められた社外積み立て型の退職金制度です。
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事業主が機構・中退共と退職金共済契約を結びます。 |
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毎月の掛け金を金融機間に納付します。 |
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従業員が退職したときは、その従業員に機構・中退共から退職金が直接支払われます。 |
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■加入条件 |
加入条件は業種により異なります。
この制度に加入できるのは、次の企業です。
ただし、個人企業や公益法人の場合は、常用従業員数によります。
一般業種(製造・建設業等) |
常用従業員数300人以下または資本金・出資金3億円以下 |
卸売業 |
常用従業員数100人以下または資本金・出資金1億円以下 |
サービス業 |
常用従業員数100人以下または資本金・出資金5千万円以下 |
小売業 |
常用従業員数50人以下または資本金・出資金5千万円以下 |
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■掛金の種類 |
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企業の状況に応じて無理のない選択ができます。 |
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毎月の掛け金は16種類からお選びいただきます。 |
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掛金は全額事業主が負担し、従業員に負担させることはできません。 |
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短時間労働者(パートタイマー等)の従業員も加入することができ、一般の従業員より低い掛金も用意されています。 |
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■加入手続き |
所定の新規申込書に記入、押印または署名をして、金融機間または委託事業主団体の窓口に提出していただきます。 |
契約が成立すると、機構・中退共から各従業員ごとの退職金共済手帳をお送りします。 |
短時間労働者(パートタイマー等)が加入する場合は、短時間労働者であることの証明書(雇用保険被保険者証・雇入通知書・労働契約書のいずれかの写し)を添えてください。 |
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■制度の特色 |
国の制度ですので安全、確実、有利な特典があります。
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国の助成 |
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掛金の一部を国が助成します |
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新しく中退共制度に加入する事業主に掛け金の1/2(上限5,000円)を加入後4か月目から1年間国が助成します。
短時間労働者の特例掛金2,000円・3,000円・4,000円には、掛金の1/2の額にそれぞれ300円・400円・500円が上乗せされます。
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掛金(18,000円以下)を増額する事業主に増額分の1/3を増額月から1年間、国が助成します。 |
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全額非課税 |
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有利な非課税の特典があります。 |
掛金は、法人企業の場合は損金として、また、個人企業の場合は必要経費として全額非課税になります。 |
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簡単管理 |
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毎月の掛金は口座振替で。 |
加入後も面倒な手続きや事務処理がなく、管理が簡単です。また、掛金は口座振替で納付できるので手間もかかりません。 |
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退職金支給 |
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機構から直接従業員に支給されます。 |
退職金は、機構・中退共から直接、退職する従業員の口座に振り込まれます。 |
退職金は一時払いのほかに、本人の希望により全部、または一部を分割して受け取ることができます。 |
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通算制度 |
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いろいろな通算制度があります。 |
加入前の勤務期間をさかのぼって通算できます。 |
一定の要件を満たしていれば、本制度の加入企業から他の加入企業に転職した場合は、加入期間を通算することもできますし、特定退職金共済制度とも通算することができます。 |
提携サービス・中退共と提携しているホテル、レジャー施設等を、割引料金で利用することができます。 |
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