制度・事業案内
中小企業退職金共済制度
制度の仕組み
中小企業退職金共済制度(中退共制度)は、法律で定められた社外積み立て型の退職金制度です。
1. 事業主が機構・中退共と退職金共済契約を結びます。
2. 毎月の掛け金を金融機間に納付します。
3. 従業員が退職したときは、その従業員に機構・中退共から退職金が直接支払われます。
加入条件
加入条件は業種により異なります。
この制度に加入できるのは、次の企業です。
ただし、個人企業や公益法人の場合は、常用従業員数によります。
一般業種(製造・建設業等) 常用従業員数300人以下または資本金・出資金3億円以下
卸売業 常用従業員数100人以下または資本金・出資金1億円以下
サービス業 常用従業員数100人以下または資本金・出資金5千万円以下
小売業 常用従業員数50人以下または資本金・出資金5千万円以下
掛金の種類
企業の状況に応じて無理のない選択ができます。
毎月の掛け金は16種類からお選びいただきます。
掛金は全額事業主が負担し、従業員に負担させることはできません。
短時間労働者(パートタイマー等)の従業員も加入することができ、一般の従業員より低い掛金も用意されています。
加入手続き
所定の新規申込書に記入、押印または署名をして、金融機間または委託事業主団体の窓口に提出していただきます。
契約が成立すると、機構・中退共から各従業員ごとの退職金共済手帳をお送りします。
短時間労働者(パートタイマー等)が加入する場合は、短時間労働者であることの証明書(雇用保険被保険者証・雇入通知書・労働契約書のいずれかの写し)を添えてください。
制度の特色
国の制度ですので安全、確実、有利な特典があります。
国の助成
  掛金の一部を国が助成します
1. 新しく中退共制度に加入する事業主に掛け金の1/2(上限5,000円)を加入後4か月目から1年間国が助成します。
短時間労働者の特例掛金2,000円・3,000円・4,000円には、掛金の1/2の額にそれぞれ300円・400円・500円が上乗せされます。
2. 掛金(18,000円以下)を増額する事業主に増額分の1/3を増額月から1年間、国が助成します。
全額非課税
  有利な非課税の特典があります。
掛金は、法人企業の場合は損金として、また、個人企業の場合は必要経費として全額非課税になります。
簡単管理
  毎月の掛金は口座振替で。
加入後も面倒な手続きや事務処理がなく、管理が簡単です。また、掛金は口座振替で納付できるので手間もかかりません。
退職金支給
  機構から直接従業員に支給されます。
退職金は、機構・中退共から直接、退職する従業員の口座に振り込まれます。       
退職金は一時払いのほかに、本人の希望により全部、または一部を分割して受け取ることができます。
通算制度
  いろいろな通算制度があります。
加入前の勤務期間をさかのぼって通算できます。
一定の要件を満たしていれば、本制度の加入企業から他の加入企業に転職した場合は、加入期間を通算することもできますし、特定退職金共済制度とも通算することができます。
提携サービス・中退共と提携しているホテル、レジャー施設等を、割引料金で利用することができます。
問合せ先
勤労者退職金共済機構
中小企業退職金共済事業本部
〒105-8077
東京都港区芝公園1-7-6
TEL:(03)3436-0151(代表)
FAX:(03)3436-0400
http://www.mmjp.or.jp/chutaikyo

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