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千足神社 せだらしじんじゃ






▲県指定有形文化財(昭和34年7月10日指定) 神像四体
 ニニギノミコトなど神代三代のご夫婦神を祭神とする当社の創立は遠く和鋼(708〜711)の頃といわれ、昔から安永郷五社の一つとして都城島津家初代の領主北郷資忠公をはじめ、歴代の領主や領民の崇敬が厚かったと云われております。
 ご神体である神像十体の内、時代の古さを示す左襟の男神坐像三体と女神座像一体はいづれも樟材の一木造りで全く内くりを施さず両目は彫り出しであります。
 彩色はかなりはげ落ちていますが、各像の眉や瞳には墨描(ぼくびょう)のあとがあり男神のひげや女神の髪にも墨色が残っています。
 県下には神像の作例は多いのですが、大方は素朴な地方作風のもので、この四体のようにしっかりした出来のものは少なく、小像ながら面相の彫り口も端正で体はまとまりのよい安定感を示し、鎌倉時代の制作といわれ、特に女神像の優しい作りは巧みであります。
 (本社は、慶長八年に火災にみまわれ、社記等焼失のため創建の年月や社の来歴は不明であります。)
(西岳風土記より)

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荘内商工会, 1999, 2001