かっぱ塚
洞益和尚と河童塚
名貫川のほとりの徳泉寺に、むかし洞益和尚という方がおられて修業の結果大変すごい法力を取得しておられた。
ある夏の暑い日に、檀家の弔いをすませて馬に乗って帰る途中、あえぐ馬を川原に休ませて帰ったところ、河童が馬の背に飛び乗って川の中に引きずり込もうとしたので、馬は驚き河童を載せたまま寺に帰った。こらしめてやろうと、和尚は河童を捕らえて御堂の柱につないでいたところ、泣いて謝るので放ってやった。
ところがその晩、昼間の河童が仲間をつれて仕返しにやって来て屋根の上に乗って暴れだした。そこで和尚は千個の石を川から拾ってきて、その一つ一つに経文を書いて名貫川に投げ込んで、河童達は法力によって身動きできなくなり水底に封じ込められてしまった。哀願する河童達に対し「煮豆が芽をだすまでは悪さをするでないぞ」と和尚が戒めて経文を書いた石を川から拾い上げてやった。それより、名貫川では河童のいたずらは永久になくなったという。(詳しく)